台湾国立成功大学客員教授 <Visiting Professor of Taiwan NCKU>
昔の台湾首都は台南であったことは意外と外国人に知られていない。本当の台湾をみるなら台南を外すことはできない。台南をみないなら日本に来て京都に行かないのと同じだ。関東と関西の文化が違うように、台湾でも北と南で大きく分かれている。台北にある台湾大学が東大だとすると、台南にある国立成功大学は京大に相当する。その名前の由来は、台南を占拠したオランダ人を追い出した台湾建国の父・鄭成功から来ている。ちなみに鄭成功の母は日本人であり、台湾では「日台友好はこの時代からだ」とよく言われている。
台湾最南端の屏東市で生まれた私にとって、憧れの首都は台南である。5年前から国立成功大学睡眠医療センターと交流が始まり、毎年講義に行っていた。このことが実現した時、人生最大の喜びに感じた。それがコロナで途切れた。
嬉しいことに再度要請を頂き、厳しい審査が終わり、本日再度客員教授契約を結んだ。友人たち+台南料理と再会することが待ちきれない。憎きコロナ、早く収束してくれ。