スイーツまでが医食同源
久しぶりに次男とお互いに好きな街・御徒町でぶらり。通常ダイエットのためにスイーツを避けるようにしているが、この店だけは違う。前のブログでも話した本物の台湾料理は台南にあるように、台南に本店があるスイーツ店が御徒町で店を出した。
私のお椀にあるベースの白いものは豆花(お豆腐のスイーツ)、上にある赤は楊貴妃も愛したビタミン豊富なクコの実、黒いのはタピオカ、時計回りで芋圓、落花生。タピオカはキャッシャバ芋、芋圓の紫はタロイモ、オレンジはスイトポテト、落花生はかき氷でも重宝される具である。次男のお椀のベースは仙草、青汁のように健康のため飲料やゼリーとして食され、仙人のように長寿になると言われている。以前は匂いが強くて苦みもあったように思ったが、最近の仙草は美味。これらの具は、どれもが台南の味と変わらない。
昔ショートケーキがすべてのケーキを代表した時代のことを思うと、今のケーキは呼び名で舌を噛むため、注文する時緊張する。また、ケーキひとつ分が食事以上に高価。幼少期に食べた、栄養価の高い植物で出来ている台湾スイーツは何一つ味が変らず、庶民的で健康的だ。やっと本物が日本に上陸して嬉しい。
口が甘くなったところで、無糖派の気持ちになって投票所に向かった。