台北で食べるなら上級者編;四神湯
幼少期、医食同源と家で食べさせられた薬膳料理は決しておいしいとは思えませんでした。もっとも有名な薬膳料理に当帰鶏がありますが、漢方の香や苦みが残ります。ところが四神湯は全く薬物を匂わせないさっぱりした臓物スープであります。
台北着いた直後に食べたい一軒目の店です。双連駅から寧夏夜市に歩くちょうど中間の右にある「阿桐阿寶四神湯」に勝てる四神湯専門店はないでしょう。ここで前菜として四神湯を食べ、それから夜市に繰り出すのが定番。基本的にスープが絶品。懐石料理の途中で出るお椀もの、その出汁をすすった時の感覚ってわかります?四神湯を台湾到着した一口目の味覚にすると、胃が広がり夜市で数軒は行けるのです。
臓物苦手の方には魚の団子が入った魚丸湯を勧めます。混む時間帯になると百人ほど客が群がり、店は右上写真奥赤い服着た人たちがいるところで注文して支払い、二階や両隣に借り上げて場所で食べます。おばちゃんの記憶がよく、10m離れた写真手前看板のところまで、間違いなく運んでくれます。
ところで台湾では通常、どの店でもスープは無料でお代わりできます。先にスープを飲み、具を残して店にお椀を持って行くだけで、スープを足してくれます。ラーメンのスープでも足してくれます。スープ好きとしては世界に広がってほしい中華文化のひとつです。