Dr’sあるあるラウンジ：医療経営者の意見交換会
クリニックや病院経営って、どれだけ悩みながら諸経費と戦わなければならないか、やってみないとわかりません。ただ、この会では経費よりも患者中心に考える医療を行う経営者ばかりが集まり、どうしたらより良い医療ができるか、熱い意見交換会が行われました。
医療経営者には忍び寄る多くの困惑があります。ここでは経験の短い経営者が困らないように自分の失敗談を語る先生もいて、所謂医療コンサルでは絶対聞けない話し合いがなされました。私からも先生がたに沢山の悩み事を相談し、右か左か伺うと、意見が半々に分かれると知るだけでも、不安が半減します。
名古屋駅桜通り口出ると、右前にプラダーが入ったビルに大型クリニック運営し、今後医療歴史に必ず足跡を残し、尊敬する名古屋ステーションクリニック理事長・木下水信先生のご厚意で名古屋駅一番の見晴らし良い部屋をお借りしました。先生の未来型医療構想、さらに最近ニュースでも取り上げられている移動型診療室「Medaas」を見せて頂きました。
大学という狭い箱でしか研究を知らなかった私からすると、これがリアル世界に通用するガチのリサーチだと感じました。全国から集まった医師達も感嘆し、次の勉強会のリクエストを頂き、嬉しく感じました。木下先生のご講演が多くの聴衆の心に刺さりました。「ほかの職種からみれば、平気で患者を待たせるなど、医療サービスはひどいものだ。自分はただただ、患者へのサービスを形にし、そこにはＤＸ(Digital Transformation)しかないと思ったまでだ」と。こんなすごい先生の横で働かせて頂ける自分は幸せであります。この感動を多くの医療者とシェアし、全国の患者に還元できたらという思いで、この会を開催して良かったと思います。
高い医療能力を持つ先生がたが集まっただけに、先生がたが満足できるおもてなしができないかなと悩みました。世界各国を回り、多くのメディア、さらに多くの受賞をなさったインターティアラ・お料理サロン伊藤華づ枝先生から素敵なおせち弁当、そして世界各国で料理を取得された経験のご講演を頂きました。医療研究者でもこれだけ世界各国回って勉強した人間はいません。会費以上のお料理を頂いたと先生がたに喜ばれ、幹事としても鼻高々でした。
こうしてわれわれは地道に患者さんのことを思って、頑張っています。参加された先生がたは明日から元気いっぱい医療の場に着かれ、リニューアルされた医療を提供すると信じています。
