第82回日本めまい平衡医学会総会―その1―
父親が新潟大学に所属し、中学まで新潟にいたこと、さらにコロナ明け後、久しぶり大勢のめまいを愛する友人達が集う会であるだけに、いつもの集会と興奮度が異なります。
学会前夜は貢献のある人たちを招いて会長招宴という催しがあります。そろそろ外される頃かと不安でしたが、ありがたく堀井教授にお招きを頂きました。今回の目玉ゲストは「持続性知覚性姿勢誘発めまい・PPPD」をまとめられたStaab先生が米国から来られ、宴会が始まると皆は友人を懇親するため、外国ゲストは意外と放置されることを予測し、Staab先生を独占して普段聞けない質問を沢山させて頂き、かなりPPPDに対して理解が深まりました。
結婚式同様会長が各テーブルを回り記念撮影しましたが、無理矢理ぐっすりポーズをやらせてしまいました。めまいの皆さまにまだ睡眠の重要性が浸透していないので、洗脳洗脳、笑。学会も長くなると、プロのカメラマンたちとも仲良し。逆はあっても、カメラマンたちは初めて参加者に撮られて公開されるのではないでしょうか。
招宴の席はいつの間にかかなりステージに近い場所に置かれました。思えば若手の頃、口聞くにも怖かった有名な大先輩たちが前の遠くのテーブルにおられたことを思い出し、まさか今そこに座っている、人生に限りを感じます。一方、だからこそ残された時間を有意義に過ごすには、明日から始まる学会で学問を充分に吸収し、医療で還元するしかないと、身を引き締めました。