院長ブログ

台湾成功大学からオンライン講演

公開日:
監修:めいほう睡眠めまいクリニック院長 中山明峰

 台湾の人口は日本の約1割。日本でオンライン講演して医師が百人集まったら御の字で討論もほぼなし。正直オンライン講演はあまり好きではありません。写真の通り、今回は成功大学耳鼻咽喉科林政祐主任教授が後ろにいてくれたのですが、普段はひとりで寂しく発信するのであります。ところが参加者が三百人越え。
 台南での仕事が最後もあり、台湾の聴衆の空気がわかったので、日本の討論なしと違い、たっぷり討論に15分を残しました。するとオンラインで次々とレベルの高い質問が飛び交いました。「なぜクラスター型の無呼吸は手術避けた方がいいのか」などの鋭い質問、最後まで緊張を緩めることができませんでした。
 台湾のCPAPは自費のため、一台数十万もする機器を容易に購入する訳はなく、そのため手術優先です。実は手術は池松いびき博士から藤田博士に託して世界に広めたのは日本であり、それだけ手術歴史も長く、さらにCPAP保険適応により形が変わり、今後どう変化するかまで話しました。その中で検査診断を見逃すと怖い話、それだけ責任を持って手術してほしいという内容。
 台湾でこんなブラックジョークがあります。「アメリカ人がくしゃみをすると日本人が風邪を引き、台湾人は肺炎になる」。
 講義終わった後台湾の医師SNSサイトで以下のメッセージが寄せられ、ある先生が送ってくれました。結構厳しい言葉やショック受けたかたもいますが、「肺炎になる前に気をつけろよ」、という思いが伝わったようにも感じます。それが休日返上してこの旅をした目的であり、残りの人生にエネルギー注ぎたい宿題であります。

<Comments from Taiwanes doctors>
・不藏私分享日本耳鼻喉藍海。一針見血一語中的。Reminder: 睡眠好不好用治療回。pathogensis
・乃亞洲吾輩之新創者!語重心長,大能者也!謝謝您的指導
・不要變成醫匠,手術刀拿起來就想到健保點數
・現在很多醫院開刀前都會問病人有沒有醫療保險,若有,就開始開一堆菜單。
・其實在商言商,開醫院也是要賺錢有營運成本,中山教授的意思,聽起來蠻可怕的,ie. 在日本OSAS(不管你是不是眼中只看到AHI),開刀後如果efficacy 沒辦法meet patient’s expectations,
・但在台灣如果你跟患者說只有..% 會改善quality of sleep、保證他不會開
・結果主治醫師這個月的產值就很難看(pre op 實話實説的話
・Functional surgery, 在病人的認知,開好(cure)是應該的,開不好,小心一直盧你,因為這是optional surgery, 不是救命的emergent surgery
・趨勢上,suffering 不舒服的procedure都慢慢會改變,CPAP 裝上去不是萬能,titration or auto or 完全交給廠商,都可能會出事
・ENT 醫師自己得學會CPAP..  especially in Sleep Medicine
・OASA 本來就是multi foci surgery, 怕效果不好,你要開哪些anatomical sites? Patient 當然漸漸會選擇non invasive


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