今後さらに成長するめまい・睡眠医療中枢：奈良県立医科大学
奈良県立医科大学耳鼻咽喉科北原糺教授にお招き頂き、睡眠のお話をさせて頂きました。北原先生はめまい研究者のなかでも秀逸なエキスパートで、取材のみならず、めまい特集を組んだ1時間テレビ番組に何度もコアを務め、外来予約が半年先。
よく北原先生がこういうことをテレビで言っていたから、同じことをやってくれと来る患者も少なくありません。結局私では物足りず、奈良まで先生に会いに行くと紹介状を書いてご迷惑かけたこともあります。こんなすごい先生に講演の機会を頂いただけでも申し訳ないのに、素敵な晩餐会を用意して下さり、さらにサプライズにデザートプレートまで。素敵な奈良の夜となり感謝です。
睡眠領域では誰しもが知る奈良の呼吸器内科医山内基雄教授がいて、さらに最近北原教室の上村裕和教授が最新の無呼吸手術「舌下神経刺激装置」を始められ、ビデオから手術スキルの高さに感嘆します。この手術はCPAP脱落した患者を救う兵器となります。
最高の医療とは何か。最高のエキスパートが集まり、協力し合って結集した才幹を提供することだと思います。小生を除いて、中部はこれまで優れた睡眠専門家が多く大学から発信していましたが、残念ながら高齢化により少しずつ薄れています。今後日本の睡眠医療の中枢は奈良に結集するように感じます。影ながら応援したいと思います。
