大阪公立大学で睡眠講義:今後「睡眠科」になります!
本日大阪公立大学医学部4年生に講義をさせて頂きました。終了後学生から戻ったアンケートから逆に驚かされることがありました。
・友人同士で話したら全員睡眠習慣ばらばらで、もっと知りたい
・どの科でも単独に睡眠を講義してくれない
・睡眠時間大切だというのに、社会自体が寝かせてくれない
・教科書に載っていない現実の臨床を知った
・睡眠専門の医師がいると知らず、もっと多く必要
・教科書と直面する臨床に温度差がある
・耳鼻科を越えた考え方、活動に驚いた
など
講義終了後、食いつくように質問した学生にSNSの許可をとって一緒に写メさせて貰いました。ふたりとも普段から睡眠に悩まされ、生活習慣を言い当てると目を丸くし、「なぜわかるのですか?!」と。「そりゃおじさん、だてに専門医やってないよwww」。学生たち誰一人寝かせずに眠る話ができて、良かったzzz。
「睡眠はどの科の疾患に属するの?」という疑問を解決すべく、睡眠はどの科にも属ず、「睡眠科」として厚生労働省に認められたことが新聞に掲載されました。近年、日本睡眠学会がこの活動を活発に行い、やっと実ったものです。一方、大都会の大阪でさえ睡眠専門医による講義が1単位のみであり、実際全国に「睡眠科」として普及するにはまだまだ時間がかかると思います。私にとってクリニックの利益は睡眠医療を広めるために費やしたい、それが社会への恩返しだと思っております。