院長ブログ

あの時の留学生が教授・・・?

公開日:
監修:めいほう睡眠めまいクリニック院長 中山明峰

 25年前ほどでしょうか。ある学会で、どう考えても言葉ができない中国からの留学生の発表を容赦なく機関銃トークで質問攻めにした医師がいました。もっとも驚いたのは、彼女の留学先から誰もヘルプせず、彼女は黙ったまま壇上に立たされたまま沈黙。
 この状況が許せず、急に血液が沸騰し、最前列に飛び出して彼女に質問を翻訳しました。日本文化では、その組織のことがあるから、出しゃばったことをしてはならない、でしょうが、若気の至りとして許して頂きましょう。質問と回答は合わないまま、会が終わりました。
 さて、学会会場は駅から遠く、休日もあってバスが1じかんに一本の辺鄙なところでした。そのため、車で行きました。帰ろうと車を出したところ、なんとその彼女がひとりでバス待ち?!え?そこの大学って、留学生を放置?!車止めて、彼女を乗せて、仲間と一緒の夕食にも誘い、家まで送りました。彼女との触れ合いはこの一日だけでした。
 彼女は帰国後、毎年年賀状くれるようになりました。そして数年前、彼女が大連医科大学神経耳科の教授になったことを知り、何度か遊びに行くようになりました。
 その彼女が年末にも拘らず、2泊3日で遊びに来てくれました。来年度から大連医科大学客員教授に就任する打診がありましたが、審査通ったのでとわざわざ証明書を持って来てくれました。
 イワシで鯛を釣るってこういうこと?いやいや、釣りをしたつもりではありません。彼女の気持ちが嬉しくて、引き続き力になりたい。神様から私に最高のクリスマスプレゼントを下さいました。


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