院長ブログ

今朝のニュースの一頁:「ひとは平等に思考を語る自由」があるかどうか

公開日:
監修:めいほう睡眠めまいクリニック院長 中山明峰

 寿命が延びた分、人類って賢明になったどころか、逆流している気がする。私の身近でも長となる人間が権力に執着し、公的組織法則を変えてまで舞台を降りないことを見受け、トップだけ終身就職する慄然がまかり通る時代となった。その先頭を切った国家トップが平気で隣国に戦争を仕掛け、その土地はうちのものだからよこせ、という顔をする。
 さらにその隣友が国家最高会議を開き、私欲に走る決議をする直前、それを止めようとした最高重鎮を腕力で会議場から排除した驚愕な画像が世界中に流れた。このシーンが世界に回るというのはありえないことだ、まだ人が乗っている電車を平気で地中に埋めることができるこの国から。暴走を止めようとした良心的な政治家とカメラを止めずに世界に流したカメラマンがいることが、せめての救いだ。
 直後、ヤフーニュースで台湾領事館・向明徳代表領事がコメントされた。そもそも日本では領事館と呼ぶことを許されていない。写真の通り「台北駐大阪経済文化弁事処」、台湾という国ではなく台北市であること、政治には携わらず経済と文化だけを行うオフィスである。悲しいけど、これが今のところの台湾の現実でしょうが、いよいよ日本に飛び火する。
 公然では政治と宗教を語らない方がいいというが、これは政治を問う問題ではなく、「ひとは平等に思考を語る自由」があるかどうかの真偽を問う一私考である。


関連記事

この記事のハッシュタグに関連する記事が見つかりませんでした。

最新記事

カテゴリー

アーカイブ

ハッシュタグ

お電話でのお問い合せはこちら
(診療時間 10:00〜13:00 16:00〜19:00)

電話番号:052-571-7781(予約専用)