概日睡眠リズム障害
症状
眠るべき時間に眠れない、起きるべき時間に起きられない、老若男女に拘わらず近年増加している病気です。子どもたちは学校に行けなくなり、会社員新入生が出勤できず離職するなど、深刻な社会問題を起こしています。
慌てて治療しようとするよりも、どうしてそのような状態に陥ったのか、時間をかけて患者様を理解しともに問題を解決することが重要です。
原因
多くの場合生活リズムの乱れが関連します。勤務交代をする職業、例えば工場で夜勤をされる方に起こりやすいと言われます。季節や日照時間の変化のほか、遺伝的に睡眠リズムが取れない方もいます。場合によって、発達障害や精神症状が関与することがあります。
治療法
実際どのように生活をしているのか日常の活動を計測し、患者様とご家族とともに生活改善の指導から治療を行っていくので、改善するまで時間がかかることがあります。投薬が必要な場合、なるべく依存性のない薬物を選択します。当クリニック院長は以前からこの問題を重視し、子どもたちの睡眠ケア活動を行って参りました。