2025年開始
喪中につき新年のご挨拶を失礼させていただきます。
故・父親の出身校である台湾大学耳鼻咽喉科医局、現・台湾耳鼻咽喉科学会理事長である婁培人教授に院内をご案内頂き、生前画家でもあった父親から医局へ油絵を寄贈したい希望があり、贈呈式を行って頂きました。
台湾大学は日本が国外に作った帝国大学のひとつであり、古い建物は東大赤レンガそのもの。何度か父親に連れられて散歩し、医学部時代の思い出話をよくして貰いました。渡日した父親は台湾大学から留学に来た若手医師の面倒をよくみたもので、それぞれが帰られ立派な教授に。時は早し、彼らもまた次世代を残して父親と同じ世界にいるようです。
医師としても尊敬する父親は、生涯追いつかない目標です。医局次世代の皆さまが温かく迎えて下さったことを祈り、今年も精一杯仕事に励み、患者に、学術頑張る医療者たちに、スタッフたちに、すべての人たちに還元したいと思います。