日本一安い八百屋さん
息子たちとご飯するために渋谷へ。長い間工事していたが、ほぼすべてのベールがはがされ、驚く街に生まれ変わって戸惑うばかり。ごちゃごちゃして駅の裏表の交通が悪かったのがすべて地下と地上でつながり、かつての面影がほぼなくなった。
ところが来る度に覗く八百屋さんがある。一度も買ったことはないが、必ずしばらく商品を観察する。世界でも有名なスクランブル交差点から100m離れたところに京王線の駅があり、そのすぐ横になぞの八百屋さんがある。これだけ都市改革したのに、八百屋さんが残っている!一本すぐ裏の駐車場は10分で400円、1時間2400円の地価の場所に、新鮮なネギがひと束100円!駐車料金に換算したら2.5分!不思議でならない。すごくない?!
こういう現象は決まって八百屋さんの方が街よりもずっと古く昔からいたはず。問題は無情な都会はどんどん彼らに立ち退くよう要請する。さもなければ高騰する税金で経営が成り立たなくなる。この八百屋さんはきっと何かの方法で頑張ったのだろうな、どうやって頑張ったのだろうと、いつも不思議に眺める。なるほどと思うのは、1万円のいちごが何箱も置いてある。ここなら簡単に売れるだろうな。この頑張り、見習いたいなと元気を無料で貰って帰る。
新しければいいってものでもない、お前ら若者には体力があるが、年寄りには知恵があるぞ、でも嫌われないように頑張るから仲良くしてね。さあ、年寄りが運営するクリニック、新年度どうやってよりよくしようか。