院長ブログ

絵に描いた餅は空腹を満たせない

公開日:
監修:めいほう睡眠めまいクリニック院長 中山明峰

 最初にお会いした時は、どこかの社長さんでしょうが名古屋には沢山の中小企業があるからね、くらいとしか思わなかった。そう思った理由がある。社会的地位でひとを見分けたくない、態度を変えたくないモットを持っているからだ。ところがぶらっと会社に遊びに行き、腰を抜かした。
 いつか談話を重ねるようになった頃、子どもたちの教育について話題にされた。その時の私の発言「あら、私も兼ねて子どもたちの睡眠問題に取りかかっているが、滝さんも教育に興味があるのですね」って、何度も呼んでいる「滝」さんの「滝」って、この瞬間初めて目の前のひとのすごさに気づき恥ずかしくなった。滝さんは黙って頷かれた。げげげ!!!東京でに「開成」、「麻布」と名称を言えばそれに続く言葉がいらないように、中部で「滝」と言えばそれしかないだろう、と思いながらホームページをみさせて頂いて改めて驚愕。
 初代は江戸時代の呉服屋で以来日本のファッションをリーディング、新幹線から見える蒲郡湾に聳え立つ元天皇家別荘からできた蒲郡ホテル、2001年に上場して世界中に展開し一夫さんが社長就任、個人的に一番びっくりしたキーワードはコメダを日本中に広めたのは事業のほんの一部。恥ずかしいことに自分はセンスがないからいけないが、ファッション業界でこの会社を知らないひとはいないでしょうね。皆さん〜日本隅々でシロノワールが食べられるのはこのひとのお陰だよ〜
 外の世界に出てから元大学にいた人間として大反省だ。学術の達成目標は研究成果を論文に書いて世界に届けることである。例えば京大山中伸弥先生が書いた一枚の論文が世界の人々を救う。問題は全員がそのレベルだといいが、かつての自分のように論文を書いたくらいで偉そうにふんぞり返る輩も少なくない。論文は無責任に済まされる一面もある。だって、それが真実であるならば経済学教授が書いた論文に従って運営すれば国が繁栄するはずだが、そうではない。
 丁度大学の連中たちと研究の話をしている最中にカミナリを落としてしまった。現実世界の厳しさを学ぶ毎日で自分の観点が変わったことは申し訳ないが、ひとのいいとこ取りばかりして脚の引っ張り合いの上誰も責任を取らない、誤ったことを認めず詫びない、「絵に餅を描く人間の論文はたいしたことはないわ」のひと言は心の中に閉まったが、www。
 江戸時代から続く会社を背負う滝社長の肩はさぞ重いだろう。年初めに人生を学ぶ目標ができた。学術をやって来たことは後悔していない。今からは描いた絵をもとに餅を作り、社会の空腹を満たす時が来た。2023年に面白いことが起きる予感がする。


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