院長ブログ

「ととのう」じゃなくてもいい

公開日:
監修:めいほう睡眠めまいクリニック院長 中山明峰

 最近ページのアップがない、体調大丈夫?と心配して下さい方がおられて、こんな愚痴話を聞いて下さる方がいて、気に掛けて下さる方がいるとは、嬉しかったです。感謝感激。そうなんです、まじに笑えないことがあると、ひとって黙るものですね、笑。空気を変えなきゃ、と思った時、ふと息子に若者で流行しているフィンランドサウナに連れて行かれたことを思い出して、午後休みの仕事帰りに寄りました。
 はまる理由、あの150度もあるおっさんサウナと違い、フィンランドサウナは80度以下と穏やかな暖かさ。さらに冷水に入ることなく、フィンランドでは冷気に晒すことで、サウナの後に冷凍庫に入る繰り返し。冷凍庫に入ると一気に体内から出る湯気をまた吸い込んで体液のリサイクル。スナフキンのようなかっこをして入るので、アロマで気持ちが落ち着き、場所もおしゃれだし、男女のデートや社交の場になっています。
 サウナに入って、極限まで我慢して意識が飛ぶ直前を味わう感覚を「ととのう」と言い、昨年の流行語大賞となりました。さて、「ととのう」が流行ってから、サウナで命落としたひとが多かっただろうなと愚測します。「ととのう」ことは脳が一瞬機能停止直前状態になるので、「ととのうまでやらないで下さい」、とここで強く言いたいです。
 おっさんサウナは極端の興奮と弛緩を繰り返す行為ですが、フィンランドサウナは空気中にハーブも充満させ、弛緩が主で癒やされました。ただ、客の年齢層が20〜30歳代と若いので、帽子を深くかぶっておっさんを隠しています。オフィス街からおしゃれな男女のグループが狭いサウナ室に入り、逆におっさんが照れてしまいました。この空間に入って来る平成レディーはすごいなと感動してしまいました。
 帰り疲れが取れて不思議とにこにこしているのは、果たしてサウナハーブエキスの効果だけだったのだろうか、ふむふむ。


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