めまい治すなら寝なくちゃ
嬉しいことに、読売新聞が全国版でめまいの大きな特集を組まれ、紙面が大きすぎてスキャナーで1枚に撮りきれないほど、めまいを診察する施設が紹介されました。身に余ることではありますが、大学病院に混じって当クリニックも紹介していただきました。ただ、病院ではすべての耳鼻咽喉科疾患を診るなかでめまいにも対応するというのは、本当に大変なことです。診療全般を手がけることを自分自身で制限するのは辛いことではありますが、「めまい」は神経耳科・脳神経内科外科・全身疾患・婦人科・精神科など多科にわたる広い領域の診療を必要とし、少人数で対応するためには何かを犠牲にせざるを得ません。
2010年にJCSMで報告した "Impaired Quality of Sleep in Meniere's Disease Patients" は、めまい領域に初めて「睡眠」という視点を投じた論文となりましたが、一般の医師に広く伝わるまでに10年以上を要しました。今回の特集で「めまいを治すには睡眠が重要」というテーマを取り上げていただいたことは、私にとって最大の喜びです。あとは、どのように眠るかが今後の課題だと思っています。
