日本めまい平衡医学会2025 「PPPDセッション」
日本めまい平衡医学会2025において、持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)セッションには多くの医療者が参加され、名誉ある座長の大役とともに学術報告を行いました。これまで原因不明だったふわふわめまいは、世界各地で異なる治療が行われていましたが、PPPDの策定を通じてそれらを一つにまとめようとしています。しかし、現時点でも正体不明な部分が多く残り、この課題に対して、当施設の考え方、治療方針、および実績について報告しました。
<めいほう睡眠めまいクリニックにおけるPPPD治療>
・現時点での治療は、投薬、リハビリ、認知行動療法に大別されますが、心因的関与が強い場合にリハビリが効果を示すことには医学的理論が疑問視されています。また、投薬も安易に行うと、副作用が生じて症状が逆に悪化する可能性があります。
・当院では、初診の段階から認知行動療法を開始し、診察から治療、さらには出口までのプロセスを約90日間で完結する医療を提供しています。
・まず、患者の認知機能を確認し、神経耳科学的精査を行った後に病巣を特定し、インフォームドコンセントを経て、理解を得た上で次に治療の選択を行います。
・認知機能の変化を嫌がる患者には、当院の診療が不適切となるため、元の主治医に戻っていただくことがある一方で、行動変化への暴露に強い不安を抱く患者には理学療法士によるリハビリを推奨します。
・つまり、当院の認知行動療法は、カウンセリングとリハビリを3サイクル繰り返し、複合治療を実施した後に機能評価を行います。患者の通院負担を軽減するために、診療間隔を徐々に広げ、最終的には終診に向かうことを理想としています。
・リハビリの具体的な内容については、酒井理学療法士が報告を行います。
