<Dr'sあるあるラウンジ>第一回
約1年前、人生最後の無茶を自分へのラストプレゼントと決め、還暦過ぎて名古屋駅前で開業しました。自分が人生で拘ってきた生き方が実社会で通用するか、患者に本当に必要とされている医療であるか、人生の終盤で自分に問いたかっただけでした。結果的に毎週他県遠方からいらして下さる方がみえ、むしろ患者から沢山の元気を頂くクリニックと育ちつつあります。この影で、銀座の地価にも相当する名古屋駅前で開院するのは容易ではなく、高いモチベーションを持つ仲間からの意見交換に助けられました。その中でも駅真ん前にあるプラダーが入っているビルを4フロア借用し、巨大医療施設を作った名古屋ステーションクリニック木下水信院長は医療を独自のIT化を行い、一般クリニックの数十倍の経済効果を生み出している越人がいます。
木下先生は私よりずっと年下であり、医療は患者にとっては面倒な場所、医者は肉体労働者でありしんどい仕事である固定観念を崩し、困ったことをすべてIT化する頭脳を持ち、当初小さなクリニックから今では企業まで育ち、今後日本の医療全体をリードする医師となることは間違いないと思います。
こんな贅沢な頭脳が近くにあるのは、悩み多き医療経営者で討論したら面白いのではないかと、名古屋ステーションクリニックの会議室をお借りして、全国から集まった医師達で普段の悩みを話合いました。一般からする医師達って贅沢三昧と思われがちですが、少なくともここにおられる経営者たちは真剣に患者のことを思い、利益をどのようにスタッフや社会に還元するかを考えるメンバーばかりでした。
終了後、駅ビルセントラルタワーズ嘉文グループの「嘉鮮」で懇親会を開きました。嘉文加藤社長とは普段から良き親交を持たせて頂き、県外から大切なお客様が沢山来るから名古屋らしい食事をお願いしたら、20cm以上あるエビフリャーを出して下さいました。名古屋で一番おいしいエビフリャーでした。皆さまにもお勧めします!
久しぶりに幹事というものをやらせて頂きましたが、この討論会がすべての医療経営者の身となり、明日から全国の患者に還元されるよう願いします。