学会始まってないのに感謝状?
コロナで延びに延びた「第36回日本宇宙生物科学会」がやっと来月名古屋で開催されることになりました、と思ったところ、急に片山直美大会長がクリニックに来られ、当日壇上で賜る感謝状とお土産を置いて行かれました。
よく大歩危する私、まだ講演スライド完成していないのに、講演日を間違えたか?!と思ったら、コロナ感染者が増加してリモート講演になりました、とのこと。現場参加が増えつつある学会、やはり現場はとても素敵!リモートでは人と人の距離が遠いし、相手の空気が読めません。宇宙に行ったこともない私が、大会長から賜った「重力と睡眠」の講演にチャレンジするのには、宇宙研究家に「睡眠」の話を持ち込んだらどのような反響があり、討論ができるか楽しみにしていたのに・・・。
リモートは時間が来たらパタッとラインが切られます。学会では壇上を降りたら質問に詰め寄って来る参加者と好きなだけ討論できることは、学者にとって最高の褒美です。残念な気持ちでいっぱいですが、直前にリモートに切り替えるということは、学会にとってはさらなる出費となります。もともと狭い領域の学会の上、コロナ影響でどこの学会も運営に苦しんでいるはず。その為か大会長直々感謝状と一升瓶を下げて来て下さったことに心が痛みます。
もう一度真剣に学会を盛り上げるため、講演内容を最高のものに磨きます。そして参加者が増えることがもっともサポートになると思います。「宇宙の空間」に住んでいる方でしたら、どなたでも参加できます。学者が宇宙について何を語っているか、覗いてみませんか。
<第36回日本宇宙生物科学会 URL: http://www.jsbss.jp/special/?id=36358 >