院長ブログ

前庭性片頭痛ではなくセカンドインパクト症候群!

公開日:
監修:めいほう睡眠めまいクリニック院長 中山明峰

1.    へい、若造ドクター、頭の画像を撮ったから大丈夫って、本当?
2.    耳鼻咽喉科学会東海地方部会で報告したところ、時間オーバーの議論に展開。
3.    ばんだね病院の初診段階で頭痛に伴うめまい、目の前がちかちかするなどと、前庭性片頭痛と診断することには全く矛盾せず。
4.    紹介頂き、当院での神経耳科学的検査で約1分温度刺激眼振が出ず、しばらくして上向性回旋性眼振が出現(矢印)。医師人生40年、初所見!何か大変なことが隠れている野生の勘が発動。さらに患者は若いのになぜ小脳障害を示す指標追跡などが拙劣か、困惑。
5.    頭に衝撃を受けたことはないかと問い詰めた。ドクターストップをかけられたくないから言わなかったが、二度ほど頭部打撲をしたことがある運動選手と判明。
6.    直ちに信頼する脳外科医、てんかん専門医に連絡したが画像や検査で異常なし。
7.    脳神経外科医から、これはセカンドインパクト症候群であり、深刻な問題だとの返信。
8.    初耳、早速検索。意識障害など以外、前庭性片頭痛と診断しても矛盾せず、絶句。
9.    学会での質問1、これだけ脳に衝撃を受けているのに何も写らないのはおかしいじゃないか。答:画像がすべてを語る訳ではない、この疾患は生涯にかけてじわりじわりと脳機能障害が深刻になる。器質的概念を捨てて、機能的障害を考えるべき。
10.    質問2、自分も運動で頭も打っているが、患者にどうアドバイスすべきか。答:リハで医師としての倫理が問われる問題と議論した。私は、「医師として、患者の健康を守りたいからそのリスクのある運動を辞めてほしい、と言わざるを得ないことを許してほしい」、と説明。しかし、最終決定をするのは自分だと回答。学会直前に保護者から連絡があり、本人力抜けて学校休んでいるがどうしたらいいかと。その保護者に対しても、申し訳ないが医師としてのコメントは譲れない、定期的に見守らせて頂くしかできないと、つらい思いで回答。
11.    若手医療者たちよ、MRI撮影したからとて「問題はない」、なんて軽率な考えは捨てろ。問題なかったら患者は病院に来ない!MRIがなかった時代の人間たちは患者を観察し、言葉に耳を傾けた。機械に頼る医療を行ったら、AIの方が優れているから、もうじき仕事なくなるよ。
12.    大学辞職したこんなpoorな開業医に若手教育含め、再度学術ができる機会を与えて下さった中田誠一教授に感謝。


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