院長ブログ

新・中華街は池袋にあり

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監修:めいほう睡眠めまいクリニック院長 中山明峰

 昔の池袋西口は荒れて立ち入るのが怖い場所でしたが、今や中華街化しています。レストランが数十と建ち並び、アジアスーパーで手に入らないものはありません。ただ、なるほど中華人が集う場所に歴史があると感じました。
 これまでの横浜神戸の中華街は冷戦前に香港から渡った広東人がほとんどで、昭和の人たちが覚えた中華の味は広東料理です。ところが池袋の中華街化しつつある場所は冷戦後に集まった新世代、料理の種類から個人的に分析すると国際都市の上海、古都の西安、日本人が大好きな麺と餃子の東北大連が勢力を牛耳る印象。
 冷戦後の台湾は中国各地から渡った兵隊さんたちが集まって誕生した新しい台湾味覚となり、現在池袋にある味覚は台湾でもあまり見かけません。特に最近若者受けしている麻辣は必ずと言っていいほど、ほとんどの料理に入っています。元来上海料理はさっぱりしたものですが、少し麻辣に妥協しすぎる気もします。
 何よりも池袋の雑貨ビルの中にフードコートが出来たのが素晴らしい。朝食に食べる揚げたての油条と豆乳が常時あり、コロナで台湾に行けない自分には涙出るほど嬉しいです。店に入るといきなり中国語で声かけて来ますが、最近テレビの紹介もあって、怖じ気づかない日本人もかなり増えた印象。
 横浜神戸の中華街は観光客にとって必要な場所です。近年海外で本物の味覚を覚えた方々、初回は昼間に池袋・西北口に出かけてみましょう。危ないことありません。2〜300mほどの道に店が密集していますが、交番もあるし、なぜかパトカー、白バイも頻繁に行き来して尋問しているので安全性を感じます、笑。


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