院長ブログ

夜の帝王?

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監修:めいほう睡眠めまいクリニック院長 中山明峰

 昨日開院初日フルに患者が来院し、夜ぱたんきゅで目が覚めたら今朝5時前だった。酒がほぼ飲めないくせにバブル時代は「繁華街の夜の帝王」だった?のに、今はひとの夜の「睡眠ケアをする帝王」に化けた。昼間代謝を上げると深睡眠が増えると「帝王」は知りながらも自分のことは棚に上げる普通のひと。朝早く目が覚めると得した気分になる。一番脳が冴え、しかも誰にも邪魔されずに考え事ができる。この熟眠なら今日も患者の為に頑張れる。後は体力。朝5時のジムは誰もいないかと思ったらびっくり結構熱気感じるくらいひとがいた。いいね、一緒に長生きしようぜ。血圧127/79、完璧!
 保険診療というのは、国が決めた項目でしか医療ができない。風邪引いたら風邪薬を出すのが保険診療であり、なぜひとより風邪を引くのか、自分の体質はどうなっているのか、次の風邪予防するにはどのような対策をしたらいいのか、という項目は保険診療には入っていない。いわばファーストフードに行ったらそのメニューからしか選べない。100円でバーガー食べるならタマネギ増やしてとは言えない。
 今回開院最大のチャレンジは、理想の医療を行う為に自由診療を加えたことがどれだけ患者に受け入れられるか。驚いた。ホームページを見て下さり、最初からそれが受けたいと来られ、準備した機器がもうなくなる。一方、23歳の若手社員がひとり来られた。お決まりの仕事中眠くなる、という訴え。産業医に言われたから来たと。病気かどうか診断するために保険診療でできる睡眠日誌と無呼吸を否定する為の簡易検査を勧めた。費用は?3千円ほど。え?ほかの方法はないか?正確に検査すると病院で入院してやるが3万円ほどかかる。どちらも無理!げ、いくらならいいと思ったのだろう。大学時代ならさようならと言うところ自分のクリニック、押さえて押さえて。優しく優しく、千円以下がいいよね?大きくうん、と頷いた。概日睡眠リズム障害、睡眠不足症候群、睡眠時無呼吸、準備していたリーフ3枚を渡し、若者の価値観に合わせて、読んでからこれらをさらにググってみて、自分はどれに近いかなと推測し、そこには改善法が書いてあるから自分で学習してみてね、それから過眠症という病気が潜んでいる場合もあるから、会社に帰ったら産業医に、次回千円以下でこれらの病気の診断ができるところを紹介して貰うといいよと話したら、そうすると、ワンコインで帰らせた。すごい良心的なワンコイン診療をしたなと私はすがすがしい気持ちだったが、彼の表情は「ぼったくられるところだったな」と不信な表情にみえた。そう言えば最終学歴聞いたら大学卒業と言っていた。我が子大丈夫かな。



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